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【Member's Interview 第9回】後輩をサポートできるようになりたい

  • 宮下正志さん(団体歴9年 カポエイラ・ヘジョナル・ジャパン 埼玉支部)
  • 2015年9月15日
  • 読了時間: 7分

【Member's Interview】では、カポエイラ・ヘジョナル・ジャパンのメンバーをご紹介しています。

第9回は2006年に団体に所属してから今年で9年目になる青帯の宮下正志さん。埼玉支部だけでなく東京本部の練習にも参加して人一倍練習を頑張っていらっしゃいます。始めたきっかけや今後の目標についてお話を伺いました。

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◆◆◆カポエイラを始めたきっかけを教えていただけますか。

宮下正志さん(以下宮下さん): 20代の頃にスケボーやスノボはしていましたが、新しく何か運動を始めたいと思っていました。カポエイラに興味を持ったのは「コータローまかりとおる」というマンガと「餓狼伝説」とか「鉄拳」というゲームがきっかけかな。

◆◆◆でも、このマンガとゲームを知っている人が全員カポエイラを始めるわけじゃないですよね。実際に始めたのは、いつ頃になりますか。

宮下さん:たしか、結婚したのが2005年で、その後だから2006年の年明けだと思いますね。結婚してライフスタイルが変化して、それまでの続けていたスポーツを続けることが難しくなったんです。それで以前から興味を持っていた「カポエイラ」が近くで始められないかなと考えてネットで検索したんです。

◆◆◆なるほど。カポエイラではアクロバット的な要素に惹かれたんですか?

●宮下さん:アクロバット、というよりはダンス的な要素ですね。あとは、メジャーじゃなくてマイナーなスポーツの方が好きだという気持ちもありました。

◆◆◆団体に所属してから、ほとんど休まず練習に参加しているイメージがありますが、一番多い時で週に何回くらい練習していましたか?

●宮下さん:週3回くらいかな。仕事の都合で週1回になることもありましたけどね。

◆◆◆それでも、休みなくコンスタントに練習を継続していますよね。仕事が忙しくても続ける秘訣はありますか。

宮下さん:いや、仕事が忙しくなればなるほど、練習に行きたくなりますよ。

◆◆◆なぜですか?

宮下さん:仕事をしていると、やっぱりストレスが溜まりますよね。それを発散したいという気持ちがあります。

◆◆◆そういえばフットサルでケガした、という話も以前に聞いたことがあるのを思い出しましたよ。フットサルではストレス発散できませんでしたか?

宮下さん:フットサルは仕事の仲間と一緒だったので、仕事の延長線上にある感覚が抜けなかったんです。それはそれで楽しかったのですが。

◆◆◆カポエイラのどの辺りがストレス発散になるんでしょう?間違っていたら申し訳ないのですが、宮下さんは動きは大好きだけれども、楽器や歌には苦手意識があるように思えます。苦手な部分があると、ストレス発散にならない部分もあるような気がします。

宮下さん:確かに楽器や歌は、あまり得意とはいえませんが、それでも気分が乗る時はあるんですよ。リズムが上手く乗る、とかそういう感覚になれる時があります。そこまでいくと、Berimbau(ビリンバウ/カポエイラの中で一番重要な弦楽器)は嫌いだけれども、そこは乗り越えられるんです。

◆◆◆嫌いって言っちゃいましたね(笑)

●宮下さん:はい。好きではないですね(笑)でもBaqueta(バケッタ/ビリンバウを弾くバチ)が踊ることがあるんですよ。いま、ピッタリ合っているなぁ!という時が、時々ありました。

◆◆◆ビリンバウが嫌いと言った宮下さんから、そんな言葉を聞けるとは思いませんでした(笑)

●宮下さん:バケッタが踊る、というような感覚になれると楽しいですよ。

◆◆◆その感覚が分かったのは始めてから何年目頃ですか。もともと苦手だなと思っている人がそこまでいくには相当練習しないといけない気がします。

宮下さん:たぶん5年後くらいですね。無心になって、TOQUE(トーキ/ビリンバウで弾くリズムのこと)の練習をしている時に、ようやく少し楽しさが分かってきた、という感じです。まだRODAでは、バケッタが踊るという感覚を味わったことはないのですが。

◆◆◆なんとなく分かります。大宮のRODAで、宮下さんがビリンバウを弾いていると、とても緊張感が伝わってきますから。RODAの時に弾くビリンバウでバケッタが踊るようになる、というのが今後の目標でしょうか。

宮下さん:そうですね。そこは課題ですね。

◆◆◆楽器以外で、例えば動きについては、どうでしょうか。

宮下さん:そこそこは動けているのではないかと思っています。もちろん課題はたくさんありますが。自分では、本部の練習に参加して学んだことを、大宮メンバーにできるだけ伝えて、みんなの引き出しがちょっとでも増えるといいなと思っています。本部練習は厳しいけど、勉強になるよ、ということも伝えています。本当は、大宮メンバーにも本部の練習にもっと参加してもらいたいんですよ。

◆◆◆そういえば、私も以前は本部練習やRODAなんて、とても恐くて行けないと思っていましたが、宮下さんが勧めてくれるから、頑張っていくようになって、今では普通に参加できるようになりました。車で送り迎えしてもらったこともたくさんありましたね。他のメンバーも、徐々に本部練習にも参加するようになってきています。

●宮下さん:それであれば、僕の理想通りです。僕は、西葛西(本部)まで行きづらいという人がいるなら何とかしてあげようと思っただけです。本部の練習に何度か参加してもらって、そこから後を続けるかどうかは本人の判断ですから。ただ、「一回行ってみるのはいいんじゃないかな。行きづらいんだったら一緒に行くよ」ということは、やる気がありそうな新しく入った人には伝えています。

◆◆◆本部と大宮支部の橋渡し的な役割を意識されたのはどうしてですか。

宮下さん:自分自身が本部の練習やRODAに試しに1回参加してみたときに新しい発見や学ぶことが多いなと気づいたからです。

◆◆◆自分が良かったので後輩にも勧めたい、という気持ちなんですね。

宮下さん:そうですね。もし後輩が本部練習に行きづらい、というのであれば、僕が行きやすい環境を作りますよ、という気持ちでしたね。

◆◆◆宮下さんの同期である出浦さんや、松尾さんにインタビューした時にも感じたのですが、この時期に入った人たちは、皆で一緒に頑張ろうよ、という気持ちが強い方が多いですね。それは、高田道場時代に一緒に高田先生に習った人達だからでしょうか。

宮下さん:そうかもしれませんね。

◆◆◆現在の最終目標は、指導者クラスの帯を取得することですか。

宮下さん:そこまで行ければいいな、とは思います。やはり、始めたばかりの人達や後輩をサポートできるようになりたいんです。分からないことがあったら、教えてあげたいし、助けてあげたいです。

◆◆◆その気持ちの原動力は何でしょうか。自分が練習できればいいし、教えていたら自分の練習時間が減るじゃないか…という考え方の人もいるような気がします。

●宮下さん:なんだろうね。自分が下帯だった時に、上帯の先輩に分からないところを教えてもらったり、助けてもらったりして、とてもうれしかったので、自分も同じように下帯の人にしたいんでしょうね。

◆◆◆カポエイラを続けていて良かったなと思うエピソードを教えてください。

●宮下さん:イベントに出るのは楽しいですね。緊張しますけど。

◆◆◆例えば、どんなイベントが良かったですか。

●宮下さん:川口市のたたら祭りでのステージ(2012年8月)や、自分でイベントの話を持ってきて実現できた西日暮里のサルサクラブサルーでのショー(2014年2月)が楽しかったですね。

◆◆◆カポエイラを長く続けるうえで気をつけていることはありますか。

●宮下さん:ケガをしないようにすることですね。筋肉痛のケアもしっかりする必要があると思っています。その他には、どうしてもカポエイラを生活の中心として考えてしまいがちなので、家庭と仕事とのバランスの取り方にも気をつけています。

◆◆◆「仕事」「家庭」「カポエイラ」をバランス良く回す工夫などはありますか。

●宮下さん:例えば土日が休みだったら、どちらかは家族サービスをする日にするとか、そんな感じですね。

◆◆◆たくさん課題があるということでしたが、その中でも一番大きな課題は何でしょう。

●宮下さん:いま一番意識していることは、矢部先生から言われた一言ですね。「人が見て、もしくは自分で鏡で見て、格好良くないのは、それは何かが間違っているということだ」という一言です。だから、動きの一つ一つが格好良く見えるように、そこを意識しています。課題、というと少し違うかもしれませんが、自分を客観的に見ることを常に意識していきたいです。

◆◆◆ありがとうございました。

取材日:2015年7月26日

取材/文責:芝崎正恵

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